イギリスのポップ／R&B界の女性新人アーティストJESSIE Jが、B.o.B.をフィーチャーした「PRICE TAG」で初登場にしていきなり自身初となる全英シングル・チャートNo.1に輝いた。

JESSIE Jは来週2/15にロンドンで開催されるBRIT AWARDSの授賞式で、“THE CRITIC’S CHOICE AWARD”を授与されることになっており、このシングルの成功は音楽業界が新たに導入した“ON AIR, ON SALE”という動きの影響力を実証するものとなった。この“ON AIR, ON SALE”というのは、公式ダウンロードのスタート時期とラジオ・オンエアの解禁日を同時期に行うというレコード会社が率先して行っている流れだ。

彼女のデビュー・ヒット曲「DO IT LIKE ADUDE」は1月にチャート2位まで上昇し、THE OFFICIAL CHARTS COMPANYの調べによるとセールスは30万枚を突破。現在も7位にランクインしている。

今週のシングル・チャートで2位に続いたのは、先週と変らずBRUNO MARSの「GRENADE」で、先週初登場1位だったKE$HAの「WE R WHO WE R」は3位へ後退。そして4位には3位から後退したADELEの「ROLLING IN THE DEEP」、5位に初登場でENRIQUE IGLESIAS featuring LUDACRISの「TONIGHT」がランクインした。

一方、全英アルバム・チャートでは初登場週に208,000枚を売り上げ、2週目も135,000枚と好調に売り上げを伸ばしているADELEの『21』が2週目のNo.1をキープした。

そして2位にはロンドンのプロダクション・デュオCHASE & STATUSの『NO MORE IDOLS』が初登場を果たし、同作品に収録されているLIAM BAILEYをフィーチャーしたヒット曲「BLIND FAITH」は、シングル・チャート2週目で先週の5位から10位へと後退している。

その他の注目アルバムとしては、アメリカ人ヴォーカリストの故EVA CASSIDYの「SIMPLY EVA」が初登場6位にランクインした。これはCASSIDYにとって全英チャート5作目となるTOP 10アルバムで、いずれも1996年に彼女が他界してからの記録となっている。ちなみに5枚のうち3枚は、No.1を獲得している。